糸岡(つな)です。うっかり居酒屋の二代目になってしまった僕のつぶやき


by ito-okashi
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

北風

酔っぱらった人々は本性というか、素の部分を見せたり
良い気分になって、はめを外したり・・・

ウチにくるお客さんは落ち着いて飲みたいという方が多いので
客層としては「大人」な感じの人がほとんど



●初めて来たカップル

男性は少し年配だけど女性はちょっときれいな感じのお姉さん
若そうに見えたけど、30代の半ば過ぎかな・・・
いろいろお酒を飲んでいかれて、こちらも楽しそう
ちょうどその日は忙しい日でカウンターに座っていただいたが、
混んできたのでちょっと席をずれてもらうことになった。

ここで気持ちよく譲ってくれる人が大半なんだが、なかには・・・
今回は荷物も含め二人で4席使っていたが、

「ハイハイ、もちろんいいですよ~」


おしぼりでカウンターを拭きながら移動してくれた

笑顔でこうしてもらえると、こちらも助かるし、後から来たお客さんも
遠慮は少しあるものの、気持ち良く食事やお酒が楽しめると思う
忙しくて余裕がなかったが、こういうお客さんにはなにかサービスしたくなる


ただ、チラッと聞こえたのだが、僕のことを
「一生懸命やってるね~、かわいいね~」
と話していたようだ。


かわいい?


あまり老けて見られたことはないけど、

「おねーさ~ん!オイラはもう 三十路カウントダウン突入しているんですよ~!」




●ある日の年配男性二人組み

「おすすめは?」

そうですね~、〆さば・・・シマアジの刺身などがいいですよ

「なんか、どれも高いな・・・。まあいいや、それ」

「お酒を飲みたいんだけど、あのにごり酒の四合のボトルいくら?」

3,150円です。お二人で2合づつ飲むくらいならちょうどいいですよ

「でも、にごり酒って悪酔いするんだよな」

大丈夫ですよ。いいお酒は適量なら問題ないですよ

「じゃ、それ。あと八海山って地元じゃもっと安く売ってるよね。
こんな高い値段じゃ飲めないよ・・・」

こちらはちょっと純米吟醸でちょっとランクが高いんですよ~
でも、こちらの本醸造はお手ごろですよ。

この辺の居酒屋ではこれくらいですよ
うちはむしろしっかり量も入っているから安いくらいの値段ですよ



いろいろと文句の多い客だな~
こういうことを言われ続けるとウンザリしてくる

けっきょくこのじいさんたちはにごり酒二本と八海山二合
一人当たり五合も呑んでフラフラと帰っていった。


もう、いい年していちいちケチつけながら注文しないでくれとは思ったが
予想外にいろいろと注文してくれた
たいてい、口ばかりのお客は財布の紐が堅いことが多いのに、
めずらしい人たちだ



人間同士なのでちょっと相手を気遣っているだけで、
みんなが気分良くいられるものです
「いいお客さん」にはやはりどこかでサービスしたいという気持ちになります

同じような内容の飲食をしていったお客さんだとしても
じいさんたちは一言多かったのであまり印象がよくないですね
でも、これって損なことだと思います


横柄な態度で無理やりサービスを要求する人にはいい事はありません
その場では笑顔でも断固としてサービスはありえません!
スマイルだけは0円です




童話で北風と太陽がある男のコートを脱がせる話しがあったけど、
無理やり風を吹いてもダメ。
太陽のように暖かくしてやると、自然にコートを脱いでくれます

人間の心もそれと同じだと思います




でも、女性の心にかかったコートを脱がすことは
僕にはまだ難しいです・・・・・

北風が身に沁みます・・・


すみません。いつものオチでした。
[PR]
by ito-okashi | 2005-12-01 10:48 | つぶやき